神谷そらが「トッププロの証し」と歓喜した“1億円”に見る日米ツアーの大きな差
前週、神谷そら(22)は今季2勝目を挙げ、佐久間朱莉(22)に次ぐ、今年2人目の複数回優勝者となった。年間獲得賞金が1億円を突破したことで、「1億円はトッププロの証し」と歓喜。2週連続優勝を狙う神谷は、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン初日(宮城・利府GC=6590ヤード・パー72)は、首位に3打差の2アンダー10位と好スタートを切った。
2022年以降は年間女王が賞金ランキングからポイント制に変わり、以前ほど獲得賞金額が話題にならなくなったが、神谷が「トップの証」という「1億円」を基準に今季の日米ツアーを見てみると、今さらながら格差の違いに驚かされる。
今年の国内女子ツアーで1億円以上の稼ぎがあるのは、賞金ランク1位(約1億3986万円)の佐久間と2位(1億733万円)の神谷だけ。佐久間は26試合で3勝を挙げ、神谷は24試合で2勝だ。
一方、米女子ツアーの1億円以上(150円換算)は、トップのミンジー・リー(29)の362万9430ドル(約5億4441万円)を筆頭に67万4852ドル(約1億122万円)の畑岡奈紗(26)まで47人もいる。しかも、ミンジーの出場試合数は18。17試合の畑岡は佐久間より9試合も少ない。