神谷そらが「トッププロの証し」と歓喜した“1億円”に見る日米ツアーの大きな差
そもそもツアーの賞金総額(米国約200億円、日本44億円)にも大差がある。メジャーの全米女子オープンの優勝賞金は240万ドル(約3億6000万円)。山下美夢有(23)が勝った全英女子でも146万2500ドル(約2億1937万円)と高額だ。
ちなみに、国内最高額の優勝賞金はアースモンダミンカップの5400万円。今年の大会を制したのは佐久間だった。
米ツアーには遠く及ばない国内で、昨年6勝を挙げた竹田麗央(22)は約2億6573万円(32試合)しか稼げなかった。その竹田は米ツアーに主戦場を変えた今季、ここまで24試合で1勝を挙げて265万7215ドルは賞金ランク4位。すでに約4億円を手にしている。
全英優勝の山下は19試合で約4億1268万円(275万1219ドル)で同3位。力のある選手はみんな米ツアーへ行くわけだ。
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ところで、選手たちの活躍を下支えするプロキャディーとはいったいどんな仕事なのか。日刊ゲンダイでは四半世紀のキャリアを誇る梅原敦氏のコラムを連載。そこでは、目まぐるしいスケジュールの裏に潜む葛藤や、観客が決して知ることのない舞台裏の攻防、さらには思わず驚かされるような意外な事情までがありありと綴られている。
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