堀琴音がトラウマ払拭!“棚ぼた2800万円騒動”の号泣から9年、悲願の日本女子OP制覇
ツアー関係者がこう言う。
「16年大会の最終日、畑岡は堀の3組前だったが、予選では一緒に回っていた。この日は畑岡と同じくナショナルチームのユニホームを着た1打差の広吉と同組。その高校生にスタートホールのバーディーでいきなり並ばれた。堀はもちろん、ファンも9年前を思い出したのではないか。結局、広吉はスコアを伸ばせず3位に終わりましたが、実はこの日、5組前で堀を猛追した佐久間朱莉(22)も、元ナショナルチームのメンバー。堀はバック9で3バーディーを奪い、佐久間に2打差で逃げ切りましたが、広吉か佐久間に逆転負けしようものなら、国内最高峰の大会でナショナルチーム経験者に2度も優勝を阻止されるところでした」
堀自身も12年から2シーズン、同チームで日の丸のユニホームを着た経験がある。ナショナルチームの後輩に、今回は先輩の意地を見せたわけだ。
「この景色を夢見て頑張ってきました。やっぱり私は9年前に負けたことでいまだに、心の中でモヤモヤがあった。女子オープンで勝つことで認められる感じがするので、この試合で勝つために頑張ってきたので本当によかったです」(堀)
9年前はアマの畑岡が優勝したため、2位の堀が優勝賞金2800万円を手にした。「アマに負けたプロが優勝賞金をもらうのはおかしい」という声が一部にはあったが、胸を張って3000万円を手にする。