ドジャースを支える大谷翔平のケタ違いな修正力…今季3試合以上の無安打は一度もなし

公開日: 更新日:

結果次第ですぐに打撃を修正

 5日の第1戦は4三振、1四球。4三振のうち3つは見逃し三振だった。

「大谷は2ストライク後の甘い球を平気で見逃し、サバサバした表情でベンチに引き揚げることがよくある。一発狙いでヤマを張ったものの、実際は違う球種だった。投手も兼ねているだけに、相手投手の心理も読んだうえでヤマを張るケースは意外と多い。初戦の3つの見逃し三振はまさにそう。投手としてポストシーズン初の先発登板だっただけに、投球に集中していたことも原因かもしれません」(特派員のひとり)

 しかし、結果が伴わなければすぐに打撃を修正するという。この特派員がこう続ける。

「この日がそうだったように、追い込まれるとバットを指1、2本分、短く持つし、スイングもコンパクトになる。ファウルになったとはいえ、第2戦では左方向にいい当たりの打球を飛ばしていた。ロバーツ監督はしばしば、大谷について『追い込まれたらバットを短く持って二塁打を狙え、それでもフェンスを越すパワーがある』と言っていますが、その通りの打撃ができるのです」

 ドジャースは敵地でフィリーズに連勝、5回戦制の地区シリーズ突破に王手をかけた。シリーズ第3戦は移動日を挟んで9日、本拠地のドジャースタジアムで行われる。先発は山本由伸(27)だ。チームはポストシーズン4連勝中、レギュラーシーズンから9連勝中。不調を引きずらない大谷も、白星の続くドジャースを支えている──。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷のリアル二刀流が見られるのは今季が最後かもしれない。事実上“大谷専用”となっているこのルールに対し、他球団からのやっかみが集中しており、早ければ今オフにも撤廃される可能性があるという。いったいどういうことか。その現実味はどれほどなのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発