ドジャースを支える大谷翔平のケタ違いな修正力…今季3試合以上の無安打は一度もなし
結果次第ですぐに打撃を修正
5日の第1戦は4三振、1四球。4三振のうち3つは見逃し三振だった。
「大谷は2ストライク後の甘い球を平気で見逃し、サバサバした表情でベンチに引き揚げることがよくある。一発狙いでヤマを張ったものの、実際は違う球種だった。投手も兼ねているだけに、相手投手の心理も読んだうえでヤマを張るケースは意外と多い。初戦の3つの見逃し三振はまさにそう。投手としてポストシーズン初の先発登板だっただけに、投球に集中していたことも原因かもしれません」(特派員のひとり)
しかし、結果が伴わなければすぐに打撃を修正するという。この特派員がこう続ける。
「この日がそうだったように、追い込まれるとバットを指1、2本分、短く持つし、スイングもコンパクトになる。ファウルになったとはいえ、第2戦では左方向にいい当たりの打球を飛ばしていた。ロバーツ監督はしばしば、大谷について『追い込まれたらバットを短く持って二塁打を狙え、それでもフェンスを越すパワーがある』と言っていますが、その通りの打撃ができるのです」
ドジャースは敵地でフィリーズに連勝、5回戦制の地区シリーズ突破に王手をかけた。シリーズ第3戦は移動日を挟んで9日、本拠地のドジャースタジアムで行われる。先発は山本由伸(27)だ。チームはポストシーズン4連勝中、レギュラーシーズンから9連勝中。不調を引きずらない大谷も、白星の続くドジャースを支えている──。
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そんな大谷のリアル二刀流が見られるのは今季が最後かもしれない。事実上“大谷専用”となっているこのルールに対し、他球団からのやっかみが集中しており、早ければ今オフにも撤廃される可能性があるという。いったいどういうことか。その現実味はどれほどなのか。
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