ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず
打線は長距離打者が揃い、上位から下位まで切れ目なし
「それ以降、シュナイダー監督は大谷との勝負を避けるようになり、申告敬遠は7度を数える(球団通算8度)。ジャイアンツの10度に次ぐ多さです。今季、ブ軍投手陣の申告敬遠25個はリーグ5番目。ワールドシリーズでは、より慎重になるだろうし、シュナイダー監督は試合序盤でも大谷を歩かせると思う」
一方、ア・リーグ優勝決定シリーズMVP(打率.385、3本塁打、3打点)を受賞したウラジミール・ゲレロJr(26)が牽引する打線は破壊力抜群だ。ゲレロの他、スプリンガー(36=打率.309、32本塁打、84打点)、カーク(26=同.282、15本塁打、76打点)らの長距離打者が揃い、チーム打率.265(メジャー1位)、191本塁打(リーグ6位)、総得点798(同2位)なのだ。
「ポストシーズンに入って極端な不振に陥る選手はおらず、上位から下位まで切れ目がない。長打だけでなく、犠打などの小技も駆使し、少ないチャンスを生かしてきた。バーガー、バーショ、クレメントら6番以降の打者もくせ者が揃うだけに、大谷、山本、佐々木らの投手陣は一筋縄ではいかないはずです」(友成氏)
ワールドシリーズのチャンピオントロフィーが国境を越えてカナダに流出するかもしれない。
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ドジャースが強さを発揮すればするほど、他球団からのヘイトをより一層集めることになりかねない。理由は単なるやっかみだけではなく、これまで選手集めのために違反スレスレの“えげつないこと”まで平然とやっていきているからだ。いったいどういうことか。なぜ「新・悪の帝国」とまで言われるようになったのか。
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