初コンビの森山友貴プロ、初日棄権の顛末…「おかしいな」と思ったのは6番パー3でした
すると、後半の1番パー4でアクシデントが起きた。右からの軽いフォローでフェアウエーも広い。気持ちよく振れるホールでドライバーショットを右へフカし、OBエリアへ。ボールは木に当たりラフに戻ってきました。月曜日から「違和感がある」と言ってた左手首の症状が悪化し、ボールがつかまらなくなったのです。
手首にある軟骨と靱帯の複合体の「三角線維軟骨複合体」が損傷して手術した小祝さくらちゃんの件もあるし、ストップをかけたのですが、ジュニアの時から一度も棄権したことがないので、その顔には「やめたくないです」と書いてある。
少し間を置いて、
「……梅さん、どうしたらいいですか?」
「この先の方が大事や」
「……わかりました」
プレーを続けるのは無理だと思い、その会話の前にロープの外を歩いていたお父さんにも「やめさせますね」と伝えていました。
友貴君はその日のうちに三木市内の病院に行くと、「軟骨の損傷」と診断されたそうです。軽傷とはいえ、棄権して本当によかったですよ。


















