森保ジャパン11月ラウンド最大の収穫「中村敬斗はシャドーでも使える」
ベンチスタートだったボリビア戦は、後半22分に1トップの背後・シャドーとして先発したFW南野拓実に代わって途中出場。同33分には相手PA内で右足裏を使った引き技フェイントでDFを幻惑させ、さらに右足で寄せてきたDFの股間を抜き、ゴール左下に3点目を決めてボリビアの息の根を止めた。
元ワールドサッカーグラフィック編集長でDAZNフランスリーグ解説者の中山淳氏が、中村の好パフォーマンス連発についてこう解説する。
「中村は昨季のフランスリーグは、左サイドのワイドアタッカーとしてプレーしていたが、今季は左ワイドに加えてシャドー、1トップ、2トップのひとりとしても起用されることがあり、どのポジションでも高いレベルのパフォーマンスを発揮している。日本代表では左ワイドを主戦場としながら、局面によってシャドーでプレーすることもあったが、ボリビア戦では交代出場時からシャドーに入ってプレー。後半26分にFW町野修斗のゴールをアシストし、7分後にトドメの3点目を決めたわけですが、相対したDFが片方の足を伸ばして<股間が開く>タイミングを図り、冷静にゴール左下を狙い澄ましてシュートを決めた。DFの股間を抜けるシュートは、セービングのタイミングが取りづらくてGK泣かせ。中村はフランスリーグでも得意技のひとつとしており、ゴール前で沈着冷静に精度の高いシュートを打ち込んでいく技量は、日本代表の中でも出色と言っていい」


















