元日本ハム投手の木田勇さんは71歳…倉庫でフォークリフト操る日々「元気なうちは働くのが一番」
いきなり22勝を挙げて新人王&MVPダブル受賞の快挙
“万年Bクラス”といわれた古巣・日ハムは昨季、今季とリーグ2位に。最後までファンを熱くさせたが、木田さんを熱くはさせなかったか。
「優勝してほしいなって思いはあります。新庄(剛志)が監督に就任した3年前、『選手全員を1回は一軍のグラウンドに立たせる』と宣言し有言実行したから、選手がやる気を出し、それが好成績につながったんでしょうね」
やはり、日ハムへの愛は今も強いようだ。
「日本鋼管から入団した契約時、土地を要求した、ってスポーツ新聞にドーンと大きく出て叩かれちゃったでしょ。だから、チームメートはどんなふうに自分を迎えてくれるか不安もあったんだけど、いい意味でイジってくれて、すぐに馴染めた。日ハムで良かったなと思っています」
1年目から最多勝など3冠を獲得し、新人賞とMVPをダブル受賞し大注目された。
「MVPが50万円、最多勝などのタイトルは30万円だったかな。2年目の年俸は1年目の150%アップでしたね」
横浜、中日でもプレーし、90年に36歳で引退。その後は印刷会社の営業マンや野球解説者、北信越BCリーグ「信濃グランセローズ」と「アサヒトラスト女子硬式野球部」監督などを務めてきた。貯金もあるだろう。もう働かなくてもいいのでは?


















