IOCが五輪からの除外検討…ノルディック複合“生き残り策”を専門家が提言「問題はメダルの偏りじゃない」
過去のメダル獲得国とその数を調べてみると、
ノルウェー 38
オーストリア19
フィンランド17
ドイツ(東、西、統一含む)28。
直近4大会もノルウェー12、オーストリア6、ドイツ10、フィンランド3。日本は3個と健闘しているものの、やはり欧州の国に偏っている。
ノルディックスキージャンプ取材歴30年以上の岩瀬孝文氏(国際スキージャーナリスト)が、「しかし、問題はそこではない」とこう言う。
「複合はその名の通り、ジャンプとクロスカントリーの2種目で競うので競技時間が長い。時短を重視するIOCの方針に逆行している。ならば五輪は、2本を飛ぶジャンプを1本にし、クロスカントリーも10キロから5キロに短縮する。ジャンプからクロカンへのインターバルも2時間を1時間にし、クロカンコースはジャンプ台の近くに造れば観客も移動せずに見られる。女子の複合はすでに世界選手権やW杯もあるし、今では10カ国以上が参加。今回の五輪でもたくさんの女子選手が会場で自国の選手を応援してアピールしている。日本でも有望な若手がたくさん育っており、昨年の世界選手権複合女子個人ノーマルヒル金メダルの葛西優奈も現地に行きました。IOCは複合を除外するというより、競技の時短や見せ方、女子選手の人口増や種目の工夫など、国際スキー・スノボ連盟に促すための“警告”を出したのでしょう」
五輪で「クイーン・オブ・スキー」は誕生するか。


















