著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

佐々木朗希が開幕ローテ入りした深層…ドジャースはOP戦の成績を重視しない球団の代表格

公開日: 更新日:

 この一見不可解に見える決定がなされたのは、①キムがWBCでは絶不調(12打数1安打の打率8分3厘)だったこと②その不調がスイングの悪癖が矯正されていないことによって生じたこと③キムのスイングの悪癖を直すには3Aに送って週に6回先発出場させるのがベストの方法であること④長打力と「四球で出塁する能力」はフリーランドの方がずっと上であること、などが判断材料になったからだ。

 フリーランドは今季初スタメンとなった28日の開幕第2戦で本塁打と二塁打を放つ活躍を見せて、そうした批判を見事に封じている。

 ド軍の投手では、佐々木朗希がオープン戦で極端な制球難に陥り、防御率が15.58という天文学的な数字になったが、球団は当初の構想通り佐々木を6人ローテーションの4番手として使う方針を崩さなかった。メディアからは「キャンプ地に送り返して再調整させるべきだ」という声が上がったが、球団は心理的要因が大きいとみており、使い続けているうちに安定感を取り戻すとみているのだ。仮に、佐々木が早い段階で使えなくなっても、ドジャースはそうした事態に備えて11人の先発投手を用意してシーズンに臨んでいるので、監督や投手コーチに危機感のようなものは全く見られない。

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