田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身
自分の経験から察して根掘り葉掘り聞くことはしなかったが、プロの原点である楽天を去る寂しさや悔しさが電話口から伝わってきた。
将大が言っていたのは、「年俸が下がるのは当然で、金額で選んでいるわけじゃない」ということ。そして、「もう楽天に自分の居場所はない」ということだった。
将大はこのとき、日米通算197勝。200勝まであと「3」に迫っていた。
「200勝に興味はあるのか?」とたずねると、「全然興味ないです」と即答した。最後の最後まで意地を見せて、選手としてやりきりたい、ということだった。正直、お金は散々稼いできた。あそこまで来たら、もうお金じゃないだろう。
「必要とされる球団でやりたい」
それが将大の本心だったと思う。
2度目の電話は巨人獲得の一報が出る前日。このときは「まだ何も決まっていないんです」と話していた。そして12月24日、「巨人に決まりました」と報告を受けた。「ちなみに、この前電話したときはもう決まっていたのか?」と聞くと、「あのときは本当に何も決まっていなくて」と言っていた。


















