森保JがW杯直前の国際親善試合を“捨てた”メリット&デメリット…実戦はU-19代表との調整試合のみ

公開日: 更新日:

「“軽い”精神状態のまま本大会突入のリスクがある」

「森保監督は①対戦相手の攻守のスタイルを若手選手に再現してもらえる ②球際の厳しさなどを抑えてくれてケガのリスクが軽減できる ③対人状態で(代表の)攻撃パターンを繰り返すことで精度を上げられる──などのポイントを大きなプラス材料と考え、早い段階からJFAに対して要望を出していた。松本良一フィジカルコーチの存在も大きかった。松本コーチは森保監督が広島の監督に就任した2012年に広島入り。12、13、15年のJリーグ3回優勝の原動力となった。森保監督が兼務した東京五輪代表監督、日本代表でもフィジカルコーチを務めながら森保監督を強力にサポート。気心の知れた松本コーチの『これまでのやり方でフィジカルをつくり、大会前に19歳以下の選手と対戦すれば、良いコンディションでW杯に臨める』という意見を全面的に信頼し、他国と調整試合を行わないことを決断。JFAも森保監督をバックアップした」

 もちろんデメリットもある。外国人選手相手に本番同様の緊張感の中でプレーできる機会を得られないことで「フワッとした“軽い”精神状態のまま本大会に突入してしまうというリスクがある」(前出の関係者)。

 U-19代表戦はDF鈴木淳之介、FW塩貝健人のゴールで勝利。W杯初出場組を「ライバル国にさらさなくて済んだ」のも収穫だ。「2本目、4本目の後にPK戦を実施。決勝トーナメントを見据えた好トレーニングになった」と前出の関係者が言った。

 世間の関心が一気に高まる時期に国際試合を放送したいテレビ局、1億5000万円といわれる放映権料が入ってこないJFA……には苦渋の決断かも知れないが、森保ジャパンにはメリット大のようである──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”