“奇人監督”ウルグアイvs進化した無敵艦隊スペイン 両国の特徴&キーマンを紹介【日本時間27日朝9時キックオフ】

公開日: 更新日:

スペイン

 前回W杯で三笘薫が一躍時の人となった「奇跡の1ミリ」。その場面を演出したのがスペインだった。圧倒的にボールを保持しながら日本に逆転負けを喫した一戦は、かつて世界を席巻した「無敵艦隊」が沈没寸前であることを印象づけた。

 再建を託されたのがルイス・デ・ラ・フエンテ監督である。現役時代の実績こそ派手ではないが、指導者としては超一流。U-19、U-21で欧州選手権を制し、U-23では東京五輪で銀メダルを手にした。

 その名将が取り組んだのが、「ティキ・タカ」への過度な依存からの脱却だった。かつてスペインは細かいパスワークと圧倒的なボール保持で黄金時代を築いたが、いつしかそれは「持つだけのサッカー」に変質していた。デ・ラ・フエンテ監督はポゼッションを土台に残しながら、サイドの突破力、縦への推進力、ゴール前への速さを加えた。

 効果はすぐに表れた。

 24年のEUROでは、史上初の7戦全勝で優勝。25年のW杯欧州予選も首位で通過し、公式戦無敗記録を「31」まで伸ばした。今大会の優勝候補筆頭に挙げられる存在だ。

 懸念があるとすれば、攻撃の核を担うFWラミン・ヤマルの状態だろう。4月下旬にハムストリングを痛めたため、1次リーグ序盤は出場が見送られる可能性がある。

 もっとも、いまのスペインは一人に依存するチームではない。ヤマルが万全ではない状況で、どこまで攻撃の迫力を保てるのか。

 生まれ変わった無敵艦隊の真価が、いきなり問われる。

・過去最高 優勝
・前回大会 16強
・予選成績 欧州予選E組1位 5勝1分

■キーマン:ラミン・ヤマル

 この18歳がスペインの攻撃の切り札だ。右サイドからの鋭いドリブル、左足のラストパス、シュート精度を兼ね備え、EURO2024では大会最多4アシストを記録。若手最優秀選手にも選ばれた。

 ただし、今大会は故障の影響で途中参加となる見込みだ。復帰後に本来のパフォーマンスを発揮できるかは未知数だが、決勝トーナメント以降を勝ち上がるにはヤマルの本領発揮が欠かせない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 2

    日本代表のW杯快進撃のウラにFW堂安律の大変身!「オレがオレが」を変えた森保監督の一喝

  3. 3

    本田圭佑の“手術痕”は…気になる「バセドー病」の症状と術後

  4. 4

    親族が語る生い立ち秘話…本田圭佑の「虚像」と「実像」

  5. 5

    MF久保建英は次戦スウェーデン戦どころか決勝T2回戦まで欠場か…依然として全体練習に参加せず

  1. 6

    森保JはF組何位通過がベスト? スウェーデン戦次第で「天国」と「地獄」…3パターンを徹底検証

  2. 7

    森保ジャパンFW上田綺世「釜本2世」襲名に太鼓判…盟友・松本育夫氏がチュニジア戦2発で“前言”撤回

  3. 8

    森保J鎌田大地“イジられゴール”はもういらない 26日スウェーデン戦で日本史上初の3連発狙う

  4. 9

    【怪情報】森保Jに不気味な逆風 チュニジアは「ここから本気」か…初戦の守備崩壊は前監督への“造反”だった?

  5. 10

    堂安律〈前編〉小学生時代の第一印象は「おっさん」…ガンバ育成組織で磨かれたゴールへの貪欲さ(元ガンバ大阪ジュニアユース監督・梅津博徳)

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定