「フランスが負ける姿は想像できない」…モロッコを2-0撃破でW杯3大会連続4強入り
「フランスはまだ余力を残している」
元ワールドサッカーグラフィック編集長でDAZNの解説者としてフランスリーグなどを担当する中山淳氏がこう言う。
「モロッコは強敵でしたが、フランスはスキのない試合運びを見せました。エムバペは前半のPK失敗を引きずることなく、後半に得点を挙げ、足首に違和感を感じると、次戦を見据えて自らベンチに下がった。これはなかなかできません。フランスは個人主義の国。昔から能力の高い選手は揃っていたが、なかなかチームがまとまらず、内部崩壊を起こすことが多かった。それが、2012年にデシャン監督が就任すると、徐々にそれがなくなった。エムバペやデンベレなどのスター選手も、チームのために何をするべきか分かっている。デシャン監督は個の力を生かすため、それほど戦術を突き詰めていない。これだと相手チームの研究、分析が難しくなる。フランスはまだ余力を残しているので、負ける姿が想像できません」
エムバペにとって、ピッチ外の雑音も関係なかった。
決勝T2回戦でフランスに敗れたパラグアイの上院議員が、エムバペに対し「植民地化されたカメルーン人が、必死にフランス人であるかのように振る舞っている」などと差別的発言をXに投稿。エムバペは「卑劣。その地位にふさわしくない」と反論するなど騒動となったが、エースらしく結果を残した。2大会ぶりの優勝へ視界良好である。


















