ソフトBオーナーが危機感吐露…「佐々木麟太郎モデル」がアマ逸材の海外流出に拍車をかけないか
「NPBや野球に携わる人間、みんなが持つべき危機感」
実際、埼玉・花咲徳栄高出身で、米短大から4年制のサザン・インディアナ大(インディアナ州)に編入した太刀岡蓮さんは、大学在学中の2023年、日刊ゲンダイの取材に対し、こう言っていた。
「短期大学から4年制の大学に編入して、今年は学費と寮費の全額免除に加え、食費代補助の奨学金をもらって野球を続けています。短大はとにかく安いところを探して、生活費込みで年間150万~200万円ほどのインディアンヒルズ・コミュニティーカレッジを選びました」
鎌倉学園高でエースを務め、米短大からガードナー・ウェブ大に編入した小島和也さんも、大学では学費の9割ほどに相当する奨学金を受けていたという。
佐々木の米大学経由でのMLB球団入りを巡っては、NPB球団のオーナーも危機感をにじませている。
昨秋のドラフトで佐々木を1位指名し、交渉権を獲得しながら入団を断られたソフトバンクの後藤芳光オーナー代行は、
「NPBや野球に携わる人間、みんなが持つべき危機感」
「これからも日本のプロ野球で活躍する道を選んでもらえるように、全員で盛り上げていかないといけない」
と、コメント。
阪神の秦雅夫オーナーも、
「あれが一番困る。ダイレクトに行かれるのは日本の球団にとってつらいものがある」
と、渋面をつくった。
佐々木はマーリンズ入りを表明した際、「新たな道の開拓が佐々木麟太郎の使命、宿命だと心に刻み、アメリカで頑張ってまいりたいと思います」と決意を述べた。
その言葉通り、佐々木の決断が日本球界の構図を変える可能性はある。


















