大麻密輸はアウトだが…ウインタースポーツ選手特有の苦悩

公開日: 更新日:

 五輪スノーボード元代表選手である国母和宏容疑者(31)が、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。2010年バンクーバー五輪の時、“腰パン”など服装の乱れからバッシングを受けた過去を持つだけに、逮捕の一報にネットでは「服装の乱れは心の乱れ」「人は見た目が9割」などと叩かれている。

 スノーボードをはじめとするウインタースポーツアスリート特有の苦悩をスポーツライターが語ってくれた。

「夏の五輪よりも、圧倒的に冬は命の危険を伴う競技種目が多いんです。スキージャンプに始まり、モーグル、エアリアル、ハーフパイプ、ビッグエアなど、7~8メートルもの高さで頭を下にして何回転もする技を決める競技もあります。いくら雪の上とはいえ、身を守るのはヘルメット一つです。しかも、本格的な練習期間は雪のある冬場の4~5カ月に限られる。短期間で危険な技を習得して、一発勝負に挑むんです。どこか“ブッ飛んだ”アスリートじゃないと、プレッシャーとケガの恐怖に押し潰されてしまうんです」

 だからといって、違法薬物に手を出していいことにはならないが、ライターが続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意