「さらば新宿赤マント」椎名誠著

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<タマネギの恩返しで血圧下降>

 著者は20歳前後のころ、男4人で共同生活をしていた。いつも炊きたてのご飯にスライスしたタマネギのカツオブシまぶしをのせて食べていた。タマネギとカツオブシさえあれば怖いものはなかった。30代になって高血圧と診断され、降圧剤を処方されたが、タマネギが血圧を下げることを知り、毎日オニオンスライスを食べるようにしたら血圧が下がった。若い頃、タマネギを溺愛したので、タマネギが恩返し(?)してくれたのかもしれない。(〈タマネギバリバリ健康法〉)

「週刊文春」連載エッセーの単行本化。
(文藝春秋 1750円)

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