「アンチエイジング・バトル最終決着」坪田一男著

公開日: 更新日:

 あらゆるメディアにアンチエイジング情報が氾濫しているが、どれに効果があるのかよく分からない。そこで日本抗加齢医学会理事長の著者が、30個のアンチエイジング情報を紹介し、正しいか否かについて結論を導き出していく。

 例えば、「若い肌を保つには日焼けは厳禁か」。シワの原因をつくるのは、およそ9割が紫外線だという。紫外線が、皮膚の弾力を支える線維芽細胞にダメージを与えるためだ。日光にさらされない腹や尻には顔のようなシワができないのもそのためだと本書。一方、日光はビタミンDを合成して骨を丈夫にするのにも役立つといわれる。

 著者は、日光は1日15分浴びれば十分とし、夏以外でも徹底的な紫外線対策をすべしと結論づけている。
(朝日新聞出版 780円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」