「ストーカー病」福井裕輝著

公開日: 更新日:

■ストーカーは精神患者と説く本

 時に最悪の結果を招くストーカー事件。加害者と向き合ってきた精神科医の著者は、彼らに共通する被害者感情や激しい思い込み、飛躍した衝動性などの特異な症状から、ひとつの精神疾患ととらえるのが適切だと考えるようになったという。本書は、それをストーカー病と名付け、ひとつの病理として分析した解説書。

 ストーカー病の人とストーカー的な人との境界線、反社会性や自己愛性などのパーソナリティー障害や、発達障害が因子と思われるストーカー病のそれぞれのタイプなど、実際のストーカー事件を例に解説。その上で、ストーカーを病人として、適切な治療を行うことこそが、新たな被害者を生まないための有効な手段だと説く。
(光文社 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒