• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「患者必読」新見正則著

 著者はオペラの「椿姫」をマウスに聞かせると移植した心臓への拒否反応が起こらないという研究で、「人を笑わせ、考えさせる業績」に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞した外科医。本書では、思い込みを捨てた柔軟な発想で、現代医学の成果を考察している。

 たとえば、近頃論争が起きているコレステロール値。日本脂質栄養学会はコレステロール値は高い方が長生きで、薬で下げる必要はないという論調だ。一方、日本動脈硬化学会は薬を飲んで下げるべきと説いている。著者は、市場原理が働く社会で“薬を使うな”という前者こそ信頼できると言う。実際、アメリカではコレステロール値の測定すらしなくなっているという。

 医療を受ける前に読んでおいて損はない。
(朝日新聞出版 1500円)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝鮮半島のパワーゲームで日本は…共同通信・磐村氏に聞く

  2. 2

    元立教大生に聞いた 「奨学金破産」で人生転落するまで

  3. 3

    映像は地味だが…「ポツンと一軒家」好視聴率で健闘のワケ

  4. 4

    米が次期戦闘機ゴリ押し 安倍政権は血税1400億円をドブに

  5. 5

    可愛い“宝物”は24歳に…「孫」がヒットの大泉逸郎さんは今

  6. 6

    “玉木宏ロス”の癒やしに 坂口健太郎だけが持つ3つの魅力

  7. 7

    官邸が“裏口入学リスト”回収…不正合格事件が政界に波及か

  8. 8

    広島・菊池、ソフトバンク柳田も…地方の大学生を見逃すな

  9. 9

    歌手・女優の坂本スミ子さん パルムドール表彰式の思い出

  10. 10

    テレ東「ラストチャンス」原作者 江上剛氏が見どころ語る

もっと見る