「健康で100歳を迎えるには医療常識を信じるな!」石原藤樹著

公開日: 更新日:

 So─netのブログ「健康」ジャンルで1位に輝く人気医師が初めて書いた健康本。
「医療情報が氾濫する現状に憤りを感じ、10年間主な一流の医学論文を毎日読み続けてきました」というだけあって、医学的根拠を示し、話題の健康情報の問題点をわかりやすく解説・批判している。

 例えば、中高年男性のうつ症状は、その大多数が男性ホルモンの低下によるものとの見方がかつてあった。

 それがいま、医学界でどう受け止められているか、などが書かれていて興味深い。

 著者は、仮説に過ぎない考えを、事実のように伝える専門家と、それを拡大して伝えるメディアが一番の問題とし、今もそれが無数に起こっていると警告している。
(KADOKAWA 1200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ