「わたしのミステリー」逢坂剛著

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 百舌シリーズ、岡坂神策シリーズ、禿鷹シリーズ、イベリアシリーズなどのミステリーで多くの読者を魅了し、オール読物推理小説新人賞、直木賞、日本推理作家協会賞、さらには今年、日本ミステリー文学大賞も受賞した著者ならではの視線で語られた、ミステリー本の案内書。

 ハメットやチャンドラーといった、自身が影響を受けた海外ミステリーの大御所たちとの出合い、必読の海外警察小説ベスト20、日本ミステリー界で圧倒的な存在感を残した江戸川乱歩作品について、イオリンと呼ぶ藤原伊織との関係、内外ミステリー系の小説の書評など、ミステリー好きなら読みたくなること請け合いの内容となっている。

 さらに、作家の大沢在昌や今野敏、評論家で翻訳家の小鷹信光、哲学者の木田元らとの対談も収録。

 巻末には、本書で紹介されたミステリー本の一覧が掲載されており、サービス精神も満点。本書を通して、ミステリーの思わぬ掘り出し物に出合えそうだ。
(七つ森書館 1800円)

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