「国立科学博物館のひみつ」成毛眞、折原守著

公開日: 更新日:

 前副館長の折原氏の案内で国立科学博物館を楽しみ尽くすガイドブック。

 上野駅から歩いて5分。来館者を出迎えてくれるのは世界最大の動物シロナガスクジラの実物大レプリカだ。お薦めコースの日本館3階から見学をスタートすると、樹齢1600年の屋久杉の切り株にはじまり、生き物の標本、いん石、ナウマンゾウや恐竜などの化石から動物の剥製まで。さまざまな展示物で日本の成り立ちから動植物の生態、自然環境などが学べるようになっている。コースを巡りながら展示の意図や隠された工夫を解説する。

 さらに430万点に及ぶという膨大な同館のコレクションを管理する非公開の施設にも潜入。見学が100倍楽しくなるサブテキストだ。(ブックマン社 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択