「アイヌの世界を旅する」北原次郎太監修

公開日:  更新日:

 日本の先住民族、アイヌの世界を案内してくれるビジュアルブック。

 わずか150年前まで、北海道はアイヌが主体の世界だったが、現在、550万人の道民に対してアイヌ民族人口は約2万人(調査を拒否している人などを加えるとその数は数倍になるらしい)。アイヌ語は、周囲に同系の言語が見つからない孤立語で、民族名のアイヌとは本来「人間」の意味。和人(日本人)にもなじみの深い「カムイ」は「神」の意だ。あらゆるものに霊魂が宿っていると考えるアイヌ民族は、特に強い霊力を持ち人間への影響力が大きいものを「カムイ」と呼ぶという。その他「イオマンテ=霊送り」「コロポックル=フキの茎の下にいる者」など、まずは7つのキーワードでアイヌの世界観を解説。その上で道内各所に伝わるアイヌゆかりの地を訪ねる。

 まずは日高山脈の西側、太平洋に沿って広がる日高地方と胆振地方へ。あわせて「日胆」エリアと呼ばれるこの地域は、北海道の中では比較的温暖な気候で、アイヌ文化の伝承、普及活動が活発に行われている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  4. 4

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    ラグビーW杯決勝が22万円に! 横行するネットダフ屋の実態

  8. 8

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  9. 9

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  10. 10

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

もっと見る