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 地震、テロ、災害……なんだか不穏なことが続く世の中で、明日のことさえ信じられない気分のとき、ふと開いた本のページに見つけた一言に、はっとさせられることはないだろうか。本は、人がどんなに後ろ向きになった時でも、そしてどんなに不運が続く時でも、いつも静かにそばにいて最良の友となってくれる。

 そこで今回は、これからの人生を支える言葉を探しているあなたのために名言集を4冊ご紹介。

 人生思うようにいかず自暴自棄になりかけている時、「なぜオレだけがこんな目に……」とつい思ってしまいがちなもの。しかし歴史を振り返れば、辛酸をなめた人間はそれこそ世界中に山ほど存在する。そして世の理不尽に言葉で闘うのが哲学者の仕事なら、今まで受け継がれている彼らの言葉が教えてくれるものも多い。

 というわけで、まずは定番の常備薬的な言葉をお探しのアナタにオススメなのが「今を生きるための心のサプリメント 哲人・文豪・偉人 哲学の名言」(ファミマ・ドット・コム 680円+税)だ。

 収録されているのは、古くは老子から現代のスティーブ・ジョブズまでの50の言葉。それぞれの言葉が「自分を見つめる」「これが人と世の理」「前向きに生きる」の3つのコンセプトに分類されている。登場するのは、デカルト、釈迦、上杉謙信、ゲーテ、サルトル、ダンテ、プラトン、ヘミングウェー、ドラッカー、ホーキングなどのそうそうたる面々。彼らが残した言葉が生まれた背景や、今を生きる現代人がそれらの言葉をどう生かしたらいいのかについての解説もついている。

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