「突然死の原因は『心疾患』が6割」幡芳樹著

公開日: 更新日:

 日本では年間10万人もの人が突然死していて、原因の6割を占めるのが心疾患だという。引き金となる血管の劣化は自覚症状もなくジワリと進むため、“自分は心臓の病気にかかったことがないから大丈夫”とはいかない。

 そこで知っておきたいのが、突然死の“予告”の症状。これを知っていれば、早めの対処も可能になる。例えば、心疾患による心臓の痛みや圧迫感は左胸にだけ起こるとは限らない。そもそも心臓は胸の中央に位置するため、右胸が痛むことも珍しくないのだ。

 呼吸時に胸の奥でぜいぜいという喘鳴がすることもある。喘息と間違われがちだが、心臓のポンプ機能の低下で肺に水がたまると、喘鳴が起きやすくなるのだという。手遅れになる前に、知っておきたい。(幻冬舎 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝