バリウム検査は危ない」岩澤倫彦著

公開日:  更新日:

 健康診断で、苦手な人が多い検査といえばバリウム検査。胃がんの早期発見ができるならば多少のつらさは仕方がないが、実はバリウム検査での胃がん発見の精度は低く、見逃し率は45%ともいわれている。

 がんが見つかりにくいだけではなく、バリウムによって大腸などに穴が開く消化管穿孔(せんこう)が起きたり、腸閉塞や人工肛門に至る事故も起きているという。

 このような検査が、なぜ当然のように行われているのか。その背景には、巨大な利権があると本書は指摘。検査を推奨しているのが、厚労省や自治体の天下り組織であるという事実を明らかにしていく。いまや先進国でバリウム検査を続けているのは、何と日本だけ。事実を知らないままでは、命が危ない。

(小学館 1200円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    偽装離婚で資産隠し 羽賀研二を“金の亡者”に変えた原点

  2. 2

    毎勤不正「組織的関与なし」幕引き図る監察委のデタラメ

  3. 3

    憲法改正国民投票CMに待った「通販生活」意見広告の趣旨は

  4. 4

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  5. 5

    ハゲタカ勢も虎視眈々 日産vsルノーついに始まる株争奪戦

  6. 6

    日テレ料理番組終了で…速水もこみち“レギュラーゼロ”危機

  7. 7

    愛娘の元彼・羽賀を“希代のワル”と見抜いた梅宮辰夫の慧眼

  8. 8

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  9. 9

    雄星「4年60億円」の反動懸念 “温厚”シアトルでも痛い目に

  10. 10

    「給料は我慢したのに」と戦力外通告の選手に言われて…

もっと見る