バリウム検査は危ない」岩澤倫彦著

公開日: 更新日:

 健康診断で、苦手な人が多い検査といえばバリウム検査。胃がんの早期発見ができるならば多少のつらさは仕方がないが、実はバリウム検査での胃がん発見の精度は低く、見逃し率は45%ともいわれている。

 がんが見つかりにくいだけではなく、バリウムによって大腸などに穴が開く消化管穿孔(せんこう)が起きたり、腸閉塞や人工肛門に至る事故も起きているという。

 このような検査が、なぜ当然のように行われているのか。その背景には、巨大な利権があると本書は指摘。検査を推奨しているのが、厚労省や自治体の天下り組織であるという事実を明らかにしていく。いまや先進国でバリウム検査を続けているのは、何と日本だけ。事実を知らないままでは、命が危ない。

(小学館 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?