「セカンドウィンド 3」川西蘭著

公開日: 更新日:

 南雲学院高校自転車部のキャプテンになり、皆を率いる立場になった洋だが、自主練習中に転倒して故障してしまう。来年の夏の全国大会で連覇を目指す洋は、はやる心を抑えながら、正月休みに寮から戻った実家の近くの峠で練習を再開する。

 年明け、洋は監督の黒岩からこれまで参加していなかった春の大会でも全国制覇を狙うと告げられる。そのためにはトラック競技の強化が不可欠だと、新たにコーチの奥寺が招かれる。だが、数週間後、奥寺の課すハードな練習メニューに反発した1年生がストライキを起こす……。

 大人の世界への旅立ちを前に悩み、もがく少年たちを描いた大人気自転車青春小説シリーズの高校生編クライマックス。(小学館 730円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘