「余命3カ月のガンを克服した私が食べたもの」髙遠智子著

公開日: 更新日:

 現在45歳の著者は、28歳で卵巣がんになり余命3カ月を宣告された。しかし、薬膳を学び、五感を働かせて季節・食・体の三位一体を意識した食事を心がけることで、がんを克服するに至ったという。

 本書では、体をいたわり、よみがえらせるための食事の仕方を紹介している。健康のためには朝食は食べるべきか否かさまざまな説があるが、著者は“何を食べるか”が重要であるとしている。一番の問題は年中同じメニューなことで、生野菜のサラダは、夏はいいが、冬だと体が冷えてかえって健康を害する恐れもある。

 そんなときはブロッコリーやレンコン、ジャガイモなどの冬の野菜を水から茹でた温野菜にして食べるのがいい。春なら、冬にたまった老廃物を排除する効果の高い山菜料理がおすすめだ。(祥伝社 1380円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ