「PTA、やらなきゃダメですか?」山本浩資著

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 公立小学校のPTA会長を3年間務めた新聞記者による実践的PTA改革のススメ。

 学校行事にすら参加していなかった著者にPTA会長就任の打診が舞い込むが、そもそもPTAとは何かさえよく分からない。説得され引き受けたものの、役員を選出する臨時総会は、出席者29人に対し委任状が382人。おまけにその内容はまじめな「大人の学芸会」にしか見えない。

 PTAを巡るトラブルの元凶は、活動への参加が「義務」だと思われていることだと感じた氏は、大胆な改革に乗りだす。委員会をすべて廃止、地域の人々の協力も得て、完全なボランティアによるPTA活動の運営を実現させる。PTAに頭を悩ます人必読の虎の巻。(小学館 760円+税)


【連載】新書あらかると

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