「『かぐや姫』誕生の謎」孫崎紀子著

公開日: 更新日:

 日本最古の物語「竹取物語」の謎に迫ったノンフィクション。

 大きな謎のひとつはその作者であるが、著者は菅原道真の孫・文時の名を挙げる。宮廷で全国の神社の神階やなまりを正しくする仕事に携わっていた文時は、大和国広瀬郡「さるき(散吉)神の社」を「さぬき(讃岐)神社」になまりを正した。しかし、これにより道真が編纂した「日本三代実録」の中の二注の散吉神をも消してしまうことに。たたりを恐れた文時が「さるき」を別の形で残そうと書いたのが「さるきのみやつこ」を主人公とする「竹取の翁の物語」だと説く。

 日本書紀に登場する渡来人から中世ペルシャと日本のつながりを考察しながら、竹取物語誕生の謎を解き明かす。(現代書館 2200円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内涼真は東出級の反感も…コロナ禍に同棲女優追い出し報

  2. 2

    安倍首相「逃げ恥作戦」大誤算…G7サミット延期で計画倒れ

  3. 3

    杏とは“リモート離婚”…東出昌大のイバラ道はまだまだ続く

  4. 4

    緊急事態延長で深まる親子の溝 東出昌大と重なる父の苦悩

  5. 5

    東京都「ステップ2」に移行 “第2波”危険スポットはどこだ

  6. 6

    交際報道めぐり発覚「平祐奈vs橋本環奈」熾烈な争いと因縁

  7. 7

    浪費はないはずなのに…定年後の1年で200万円が消えたナゼ

  8. 8

    使い道明確に…バド奥原の問題提言で露呈した悪しき慣習

  9. 9

    日立は在宅勤務に舵 アフターコロナのサラリーマン生活

  10. 10

    松本穂香の出演は2年で10本!唐田えりかの“敵失”で急浮上

もっと見る