「戦うハニー」新野剛志著

公開日: 更新日:

 大手保険会社を退職して、「みつばち園」の保育士となった星野親。そこは〈ダイナマイト・ハニー〉と呼ばれていた。かつて偽のダイナマイトを持って侵入した離婚調停中の園児の父親を、保育士たちが撃退したことがあったからだ。

 今でも、パチンコに夢中で子どもを迎えにこない母親、万引をさせられる子どもなど、トラブルばかり。ある日、市役所の職員が立ち入り調査に訪れ、みつばち園が市の規定に反して、家庭保育室と認可外の園児を混合保育していることを指摘した。だが、何かおかしい。

 問題だらけの子どもたちの居場所を守るために戦う保育士たちの物語。(KADOKAWA 1600円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"