「ホタル探偵の京都はみだし事件簿」山木美里著

公開日: 更新日:

 弱小出版社の新米編集者・真央は、編集長に命じられ京都に長期出張。超売れっ子作家の夜光が、昔のよしみで自社のために短編ミステリーを執筆してくれることになったのだ。南山城村で一人暮らしをする夜光をサポートして、原稿を受け取ってくるのが真央に与えられた使命だった。

 しかし、与えられた仕事は、自治会長の夜光の代理として、6軒しかない集落の人々の雑用を引き受けることだった。集落では大地主の長引家の土地売却話でもちきり。何とか阻止したいという住人たちの意向を聞き、真央は長引家の当主・美鳥と面会するが、その夜、美鳥の変死体が発見される。

 作家探偵と探偵助手の凸凹コンビが事件を解決していくミステリー集。(実業之日本社 593円+税)


【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁