「秘録 CIAの対テロ戦争」マイケル・モレル著、月沢李歌子訳

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 米国の情報機関CIAで要職を歴任してきた著者が、国際テロ組織との戦いの内幕を明かしたノンフィクション。

 1998年、ケニアとタンザニアの米大使館が自爆テロによって同時攻撃された。これがアルカイダとの戦いの始まりだった。CIAはその2年前からアルカイダを率いるビンラディンの正体を突き止めるために動向を探っていた。担当者は事件前にビンラディンの捕捉計画をまとめていたが実行には至らなかったという。以後、著者がブッシュ大統領のブリーフィング担当だった時に起きた9・11同時多発テロ、ビンラディン暗殺、そしてイスラム国台頭まで。

 テロとの脅威に立ち向かうCIAの戦いを克明に記録。(朝日新聞出版 2200円+税)


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