ニュースの裏側が分かる地政学本特集

公開日: 更新日:

「学校では教えてくれない地政学の授業」茂木誠著

 予備知識ゼロのリスナー向けラジオ講座を書籍化した「日本一わかりやすい地政学の講義」。

 著者によると地政学とは「要は縄張り争いのこと」。領土とか難民とか資源を巡って隣国同士がもめる、そんな国家間の対立を地理的な条件で説明するのが地政学だという。地政学的に言えば、圧倒的な優位で隣のカナダやメキシコから干渉されることがないアメリカは「島」なのだそうだ。その意味で、アメリカにとっての隣人は、日本であり、太平洋戦争は中国市場をめぐる戦いであり、現在の日米同盟もその根底には「中国問題」があるという。

 日本と隣国のロシア、そして中国、韓国との関係をはじめ、世の中の動きを地政学的視点から解説した目からウロコ本。(PHP研究所 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ