「若者はなぜモノを買わないのか」堀好伸氏

公開日: 更新日:

 近頃の若者は消費に消極的な印象が強く、「若者の○○離れ」というフレーズはもはや定番と化している。しかし、現代の若者たちのマーケティング調査を行っている著者は、「企業や大人が若者から離れているだけ」と異論を唱える。

「“若者が消費しない”というイメージは、大人が考える“ある程度の年齢になれば持っているはずのモノ”を買っていないことで生まれています。つまり、大人の期待通りのモノを持たない、買わないことを“○○離れ”と決めつけているだけ。これは、若者と大人との間にあるコミュニケーションギャップが原因だと思われます」

 デフレが続く日本では、品質の向上や生産性の効率化など企業のイノベーションが起き、少しのお金でも高品質のモノが簡単に買えるようになった。現代の若者には、安くていいモノが当たり前。モノが行き渡っているために買い物自体がハレではなくなり、消費が豊かさの指標だった世代とは感覚自体が違っている。

「若い世代には、ハイブランドのアイテムも単なる工業製品にしか見えていない。ゆえに“買うなら安いに越したことはなく、あえて高いモノを買う必要はない”というのが共通認識になっているわけです」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  3. 3

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  1. 6

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  2. 7

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 8

    「佐々木朗希を殺す気なのか」 ロッテが頭を抱えた泥沼交渉劇の舞台裏

  4. 9

    案の定ナフサは不足…それでも楽観論ふりまく赤沢経産相がついに「報道介入」の異常事態

  5. 10

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安