「あなたのこども、そのままだと近眼になります。」坪田一男著
子供のいる人はドキッとするタイトルだ。著者は慶応大学医学部眼科学教室の主任教授。近視にならないための意外な方法が紹介されている。それが「外で1日2時間遊んでいた子供は近視にならない」。外で遊ぶ子供は紫外線と可視光線の中間にある「バイオレットライト(紫光)」を浴びているが、そうでない子供はこの光を浴びていないために近視が進みやすくなっているという。紫外線カットのメガネやコンタクト、ガラス窓などが普及し、この光が遮断されているため室内で過ごす人は近視になりやすいという。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1000円+税)