「僕ならこう読む『今』と『自分』がわかる12冊の本」佐藤優著

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 社会と時代を読み解くヒントが詰まっている小説は、読書力を磨くための最短ルートだと著者はいう。本書は、さまざまな小説を取り上げ、自らがこの作品をどのように読み、人生の血と肉にしてきたかをつづる“知の巨人”による読書案内。

 若者たちのコミュニケーション能力不足や、インターネットの普及によるリアルな関係の希薄化。こうした現代人が抱えるコミュニケーションの問題をベストセラーとなった「花火」(又吉直樹著)と、同じく芥川賞受賞作の「異類婚姻譚」(本谷有希子著)の2作を読みながら考える。

 他にも、「沈黙」(遠藤周作著)や「首飾り」(モーパッサン著)など12冊を取り上げ、「信念を貫く生き方」や「現実を見極める力」について考察する。(青春出版社 840円+税)

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