「現美新幹線殺人事件」西村京太郎著

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 画商の竹田の妻子が自宅で殺害された。刑事の十津川らはまず竹田を疑うが、彼は事件の数日前からスキー旅行に出掛けており、アリバイがあった。数日後、竹田は自宅から1枚の絵が消えていることに気づく。絵は近年、注目が集まる渡辺久が新人の頃に故郷・新潟の海を描いたものだった。

 2カ月後、竹田は画商仲間の丹羽に誘われ、車両を美術館に仕立てた特別列車「現美新幹線」に乗車する。渡辺の作品も展示されると聞いたからだ。竹田は、展示された渡辺の作品の中に自宅から消えたあの絵を見つける。不審を抱いた竹田は渡辺に連絡を取ろうとするが、渡辺は米国で交通事故に遭い生死不明の状態だと分かる。

 世界最速の美術館を題材にした長編ミステリー。(文藝春秋 900円+税)

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