「皮膚は『心』を持っていた!『第二の脳』ともいわれる皮膚がストレスを消す」山口創著

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 皮膚は「第二の脳」であり、肌に触れることは、心に触れることだ。そう考える著者は身体心理学を30年間研究し続ける桜美林大学教授で臨床発達心理士。皮膚は聞き、感知し、記憶するという。

 そもそも皮膚と脳はもともと同じ外胚葉から分化したもので、根は同じ。だからこそ皮膚は脳に勝るとも劣らない情報処理能力を備え、突出した面積の広さから、多くの感覚を感知しているのだという。

 皮膚は耳では聞こえない超音波や低周音を知り、光や色すらも感じる。

 こうした皮膚の仕組みがわかれば仕事や人間関係もうまくいくに違いない。

(青春新書 930円+税)

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