「藤井聡太 天才はいかに生まれたか」松本博文著

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 デビュー以来、史上最多の29連勝を達成し、空前の将棋ブームを巻き起こした藤井聡太四段の生い立ちと、その活躍を追ったルポルタージュ。

 ごく普通の家庭に生まれた藤井四段は、5歳で出合った将棋に夢中になり、6歳のときには「おおきくなったらしょうぎのめいじんになりたい」と言っていたそうだ。同じころ、祖母が見つけてきてくれた近所の子ども将棋教室に通い始めた藤井少年は、小学校1年で将棋連盟の研修会に通うようになった。会の幹事役で、後に師匠となる杉本七段によると、初対面の時から突出した才能を感じたという。

 そんな将棋との出合いから未曽有の29連勝の一つ一つの対戦まで。その軌跡を振り返りながら、強さの秘密に迫る。

(NHK出版 820円+税)


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