• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

疲れているときのカフェイン摂取は逆効果

「医師が教える疲れが抜けない人の食事法」本間良子、本間龍介著

 休んでも疲れが取れないという人は、「副腎」が疲弊していることが原因かもしれないと警告する本書。日本初の「アドレナルファティーグ(副腎疲労)外来」を開いている医師が、副腎の役割と疲労を解消する食事法を解説している。

 左右の腎臓の上部にある副腎は、数多くのホルモンの生産に関わっている。そして、体内の炎症を鎮めたり、血糖値をコントロールしたり、免疫機能や血圧、自律神経などを調整する働きも持っている。副腎はストレスに対処するコルチゾールというホルモンも分泌するが、ストレス状態が長く続くとコルチゾールも分泌し続けなければならず、副腎は疲れ果てて機能が低下してしまう。すると疲労もたまり、さまざまな体調不良が起こるという悪循環に陥ってしまうのだ。

 日々頑張っている副腎を元気にするには、食生活の見直しが欠かせない。疲れがたまってくると栄養ドリンクのお世話になるという人も多いが、実は副腎にとっては逆効果。栄養ドリンクに含まれるカフェインには副腎を刺激する効果があるが、これは疲れた副腎にむち打つようなもの。コーヒーも含めて、疲れているときほどカフェインは避けるようにしたい。チョコレートやマーガリン、ソーセージなどの加工肉も副腎に負担をかけるため要注意だ。

 副腎疲労に効く栄養素はビタミンB群。豚肉や豆類、カツオやシジミなどを積極的に取ることで、副腎の機能がよみがえり、全身の疲労回復に役立つそうだ。(祥伝社 1500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事