「本性」伊岡瞬著

公開日: 更新日:

  中学校の教師、梅田尚之は、婚活パーティーでサトウミサキという女と知り合った。意気投合して付き合うようになり、ミサキはやがて尚之の母に取り入って、母が自宅で開いている生け花教室の生徒になった。

 だが、ミサキはある日突然、豹変し、母と尚之にICレコーダーでホテルでの尚之のあられもない声を聞かせた。ミサキは母が生け花教室の収入を申告していないことや、尚之が教え子の女子中学生と援助交際をしたことも指摘して口止め料2000万円を要求し、尚之は1000万円支払った。ミサキは梅田家の分家筋の青木家にも出入りして、何かを企んでいるようだ。

 過去の因縁から関係者に不幸をもたらす女を描くクライム・サスペンス。 (KADOKAWA 1600円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴