「悪魔と呼ばれた ヴァイオリニストパガニーニ伝」浦久俊彦著

公開日:

 その超絶技巧でヨーロッパ中を狂乱させ、「悪魔」と呼ばれたバイオリニスト、ニコロ・パガニーニ(1782~1840)の本邦初の伝記。

 バイオリンが誕生して5世紀、彼に匹敵するバイオリニストは現代に至るまで、まだただのひとりも現れていないといわれる。その一方で、その人生はナポレオンの妹などの貴婦人に囲まれ、バクチと酒に溺れ、巨万の富を築きながら、病弱で干からびるように死んでいったという。生前にキリスト教会を憎悪していたため、死後に埋葬が許されず、その遺体は数十年にわたって各地をさまよったそうだ。イタリア・ジェノバの酒場でギター伴奏の父と歌手の母という「流し」の両親のもとに生まれた彼の生涯をエピソードたっぷりに描く。

(新潮社 760円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権に財界ソッポ 目玉の「原発輸出」日立凍結で全滅

  2. 2

    「今日俺」人気を陰で支えた“カメレオン俳優”太賀の底力

  3. 3

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

  4. 4

    嫌われクロちゃんが一転…キャバ嬢に大人気の意外な理由

  5. 5

    嶋大輔が復活!「今日俺」でのリバイバルに本人びっくり

  6. 6

    和田アキ子の大晦日が“空白” NHK紅白サプライズ出演あるか

  7. 7

    北島三郎復帰に“禁じ手” 平成最後のNHK紅白は無法地帯に

  8. 8

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  9. 9

    中日から強奪は“吉”か 虎入り確実ガルシアに3つの懸念材料

  10. 10

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

もっと見る