「妻語を学ぶ」黒川伊保子著
女性の不機嫌には星の数ほど理由があるが、日常で使われる「不機嫌表現」は18種類しかない。そのほとんどは言葉ひとつで解決できるのだという。
本書は、不機嫌な女性の発する、答えようのない「常套句」にどう答えたらいいか、18の処方箋を示した指南書。
例えば「もう、いい。自分でする!」と突然キレる女性。女性は何かをしてもらうときに相手が「察して」動いてくれることを無意識のうちに切望する。しかし、あからさまに「やってほしい」と意思表示をしているのに、気づいてくれないと、この発言が飛び出す。そんな時、「何、怒ってるんだよ」は禁句。言うべきは「そんなことを言わないで、やらせてよ」と明るく手を差し伸べることだそうだ。
(幻冬舎 780円+税)