「真夏の雷管」佐々木譲著

公開日: 更新日:

 北海道警・大通署生活安全課の百合は、模型店で工具を万引した小学6年の大樹を補導する。しかし、目を離したすきに大樹は署から逃走。百合は名前しか分からない大樹の行方を捜す。

 同じころ刑事3課の佐伯は、夜中に泥棒が入った園芸店に出動。聴取中、店主の妻が肥料として販売している硝酸アンモニウムが消えていることに気づき、佐伯らに緊張が走る。硝酸アンモニウムは爆薬の原料となるからだ。ただの窃盗事件ではなさそうだ。

 犯行時刻にコンビニの監視カメラに写っていた車が、元JR北海道の社員・梶本が所有するものと判明。梶本の行方を追う佐伯は、百合から話を聞いた大樹が梶本と行動を共にしている可能性が高いことに気づく。

 ベストセラー「北海道警察」シリーズ第8弾。

(角川春樹事務所 720円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  2. 2

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 3

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 4

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  5. 5

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  3. 8

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  4. 9

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  5. 10

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も