「新装版 院内刑事ブラック・メディスン」 濱嘉之著

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 廣瀬は、医療法人の理事長・住吉に請われ、同法人で危機管理を担当する。警視庁公安部OBの廣瀬の提案で、法人の各病院には元警察官の院内刑事が配されている。

 そんな中、廣瀬が常駐する川崎殿町病院の看護師が患者の古川原からセクハラを受けたとの報告が入った。調べると横浜中央医療センターから転院してきた古川原は、ある暴力団の若頭補佐だった。廣瀬の指示で院内刑事の横山が動き、古川原を強制退院させる。騒動の中、古川原の転院元の医療センターが暴力団麦島組のフロント企業だと分かる。

 翌日、知人の警視庁参事官から古川原が他殺体で発見されたことを伝えられた廣瀬は、院内で何かが起きていることを疑うのだった。

 医療の最前線を舞台にジェネリック医薬品の闇を追う新感覚刑事小説。

(講談社 650円+税)

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