「二つ(ダブル)の首相暗殺計画」西村京太郎著

公開日: 更新日:

 青山の高級マンションの敷地で住人の看護師・明日香の転落死体が見つかる。状況は自殺だが、捜査1課の十津川は、部屋に残された遺書に不審を抱き、捜査を続ける。

 やがて、明日香の恋人で製薬会社勤務の大西も服毒死体で見つかる。明日香が勤務していた病院には、首相の海路が入院中で、首相代行を務める後藤副総理が日参していた。十津川は、海路の病室の担当だった明日香が海路と後藤の聞いてはいけない話を耳にして殺されたのではないかと疑う。

 山形県の鶴岡市で旅館を営む明日香の父親・勇夫を訪ねた十津川らは、彼の祖父で特高警察に勤めていた勇三が、戦時中に東条英機の暗殺計画に加わっていたことを知る。

 大人気ミステリー「十津川警部」シリーズ。

(実業之日本社 700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁