「報道現場」望月衣塑子著

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 記者会見のたびに当時の菅官房長官に政権への不都合な質問を繰り返してきた新聞記者の最新作。

 自身はコロナを理由に会見場への出入りができなくなったが、それ以前から始まっていた都合の悪い質問をする記者に「質問をさせない」「参加させない」官邸の巧妙な手口や、同業記者たちの圧力など、官邸記者会見の舞台裏を明かす。

 さらに安倍政権が強行しようとした検察庁法改正の寸前に発覚した賭けマージャン問題を取り上げ、記者が権力者に接近して情報をもらう「抱きつき取材」と称される手法について自省を込めて考える。

 その他、著者が取材を続ける菅前首相による日本学術会議の任命拒否問題や出入国管理局で収容中のスリランカ人死亡事件など。問題の深層を伝えながら、「報道の在り方」について思索する。

(KADOKAWA 990円)

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