「SDGsな生活のヒント」 タラ・シャイン著 武井摩利訳

公開日: 更新日:

“シロクマが言う通り”レジ袋をやめただけで地球が救われるわけではないが、温暖化対策には各人がすべきことをするボトムアップも必要。

 本書は、人類が環境に及ぼす影響を減らすために個人として何ができるか、日用品の使い方や習慣、決まり事などを見直すためのガイドブック。

 電気ケトルでお湯を沸かす行為。EU全域で約2億台のケトルが使用され、その年間電力消費量は英国の年間総電力の13分の1ほどにもなる。

 こうしたデータを紹介しながら、ほとんどの人は、使用するよりも多くの水を入れて沸かしていると指摘し、必要な量だけの水を沸かす、沸いたらすぐに使うなど、私たちにできることをアドバイス。

 他にも、食品ラップなどのキッチン関連から、掃除・洗濯、バスルーム、リビングルーム、さらに職場と学校などで使用する100品以上のモノを取り上げ、地球環境に良い影響を与えられる使い方のポイントを解説。

(創元社 3630円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発